六甲フィルハーモニー管弦楽団
Rokko Philharmonic Orchestra
六甲フィルハーモニー管弦楽団は、1995年秋、神戸大学交響楽団のOB、OGを中心に結成しました。大学を卒業後、それぞれ異なる道を歩んでいるメンバー達が、再び一つのタクトのもとで共に音楽を奏でたい、私達を育んでくれた神戸の地で音楽を続けていきたいという想いを胸に、活動を始めました。
楽団沿革
六甲フィルハーモニー管弦楽団は、結成から30年経とうしている現在、様々な経歴を持つ仲間が集まり、聴きに来て下さる方々も年々増え、「奏者・聴衆・地域が一体となった音楽活動」を常に忘れず、神戸・六甲の地で、地域からの様々な支援に支えられながら、あたたかい情熱を持った音楽を奏でています。
2005年9月には、創団10周年の記念公演を、藏野雅彦氏のタクトのもと、神戸文化大ホールで行いました。創立から10年間の様々な想い出、応援してくださった方々への感謝、そして阪神大震災からの10年間とこれからへの様々な願いを込めながら、第20回記念演奏会として、ブラームスの「アルト・ラプソディ」とマーラーの交響曲第2番「復活」を演奏しました。
また地域活動に貢献するオーケストラとして、2005年10月に灘区の合唱祭で歌われるフォーレのレクイエムのオーケストラとして賛助出演しました。2006年12月には「《コープこうべ》第九演奏会」にて、遠藤浩史氏のタクトのもと、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」を兵庫県立芸術文化センターで演奏しました。
2007年11月には活動拠点である灘区民ホールでコンサートを行ない、地域の方々に気軽にオーケストラを楽しんでもらう企画を行なった一方、2008年2月にはロシア・ウドムルト国立歌劇場首席指揮者(当時)のヴィヤチェスラフ・プラソロフ氏を招聘し、ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」を演奏しました。また、2010年10月には第30回記念定期演奏会では、ハンガリーを中心に活躍する井﨑正浩氏を招聘し、マーラーの交響曲第6番「悲劇的」を演奏、2013年4月の第35回定期演奏会においては同じく井﨑氏のタクトの下、レスピーギのローマ三部作を演奏しました。2019年9月にロシアからプラソロフ氏とピアニストのデニス・チェファーノフ氏を招聘しました。このように、既存のアマチュアオーケストラの枠にとらわれない挑戦をしております。